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ボジョレーの集い

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 おかしい。余りにおかしい。
 確かに2週間の休みがあるはずだったのに、何故か「メフィスト」『QED~flumen~出雲大遷宮』のゲラの戻しが今日の11時までで、しかも手元にはすでに『カンナ 天草の神兵』の初稿ゲラが届いており、
「こちらは25日の11時までにお願いします。頑張りましょうね~」
 というI川《鬼平》さんからの一筆箋が添えられていた。
 しかし(私事だが)その間に法事があるので、実質3日ということになる。
 その後、中5日で来月の1日には、次回作『カンナ 吉野の暗闘』のプロットを、I川《鬼平》さんに提出しなくてはならない。
 一体何がどうなってしまったというのだろうか……?

 余りにも不可解な状況に巻き込まれているので(?)昨日は例の──妻が招待券を引き当てた──「ボジョレーの集い 10村飲み比べの会」に「活字倶楽部」の【し】さんと参加した。
 実は【し】さんとは毎年1回、ちょうど今頃の時期にお会いして恒例の編集会議(?)を行っているので、普段のお礼も兼ねてお誘いしたのである。
 私は、基本的にパーティはとても苦手なのだが、今回は楽しく参加。
 お会いして会場に入り、パーティ開始の時間まで打ち合わせ。そこでいきなり、ウェルカム・シャンパンを2人でお代わりしてしまう。
 しかし、段々と打ち合わせ時間が短く(=飲む時間が長く)なってきているような気が……。
 それはともかくとして(で良いのか?)壮観にも我々の目の前にズラリと並べられた10数本のボジョレーを眺めて、
「乾杯のグラスの音が、戦闘開始のゴングのように聞こえた」
 という【し】さんは、相変わらず飲む。途中から数えられなくなってしまったが、10杯までは覚えている。だが本人曰く、
「私なんて【山】さんたちに比べたら、お子ちゃまのようで可愛いもんです」
 おそるべし「ぱふ」「活字倶楽部」編集部……。
 その後は自由ヶ丘のバー「Tio」へ場所を移し、少し真面目な話などをして解散した。短時間だったが、とても濃すぎる夜であった。