先日、講談社文芸第三に電話をした際に、電話を取った某女史より、
「新年オフ会のいたずら、まだ根に持っていますから……」
と言われてしまった。
そこで、ここに懺悔の意味を込めて私が当日何をしたのかを告白し、心より許しを請いたい。
写真左が、最初の状態。
この糸くずに気が付いてくれた気配りある人が、
「高田さん、ゴミが……」
と言って取ってくれようとしてつまむと、糸がスルスルと伸びて行き、その厚意ある人が青ざめてしまう──というもの。
種明かしは右の写真で、糸は裏地を通して、ポケットの中の糸巻きにつながっているのであった。
「高田さん! これ以上引っ張ったら袖がバラバラになってしまいます! ハサミを持って来ますから、そのままにしていて下さい!」
と大騒ぎしてくれたK泉《丸編》さん。あなたは本当に情に厚く親切な方です。
ここに深く反省し、来年は違ういたずらにしたいと思っていますので、また見事に引っかかっていただきたく、衷心よりお願い申し上げます。では。