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七福神

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 画像は引き続きおめでたい「七福神」。
 気づかれた方もいらっしゃるかも知れないが、真ん中の「布袋像」は、私の『QED 六歌仙の暗号』の表紙のモデル(?)の像。
 デビューを記念して、この七福神の像を買おうと思ったのだが高額だったため、1冊上梓されたら1体ずつ買うことにして、こつこつ集めた物。

 さて『カンナ』に関しては、来週の『天草の神兵』の発売日が、第3弾『吉野の暗闘』の原稿〆切日という、喜んで良いのか泣いていいのか訳の分からない状況に陥っている。
 そして週明け早々には、新年初のI川《鬼平》さんとの打ち合わせが待っている。

 相変わらず、全く「盆暮れ正月」もない生活を送っているが、ということは逆に、1年中が「盆暮れ正月」なのだともいえる(突っ込まれる前に書いておいた)。

謹賀新年

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 新年明けましておめでとうございます。
 今年最初の写真は、上野・五條天神で購入した日本最古といわれる宝船の絵。まだ七福神が乗っていない。

 さてさて、お正月どこ吹く風と『カンナ 吉野の暗闘』と格闘している。
 しかも、ウェブ上の私のスケジュール表に「カンナ入稿?」と書いておいた予定を、いつの間にかI川《鬼平》さんの手によって「カンナ入稿必須」と書き直されてしまっていた。私文書偽造だ。
 おかげで紅白歌合戦は「藤岡藤巻と大橋のぞみ」と「Perfume」と「石川さゆり」しか見ないでパソコンに向かっていたが、個人的にはそれで充分だったかも。


 Megurigamiくんより「ファンクラブ5周年記念新年会」の案内が発表された。
 その案内にある通り、今回はマイ・シスター・椹野道流さんと私の「偽兄妹トーク・ショー&サイン会」が開催される運びとなった(本人に伝えてあったかな……まあ、いいや)。
 トーク・ショーのテーマは、『明日の日本を語る(嘘)』で、司会はあの「活字倶楽部」──【し】&【山】の無尽蔵酔いどれコンビ。
 来ていただいた方には申し訳ないのだが、当日その場に登場する4人のうち3人は、確実に酔っ払っているだろう。そして、残った素面の1人はミチルンだ!(意味不明)
 その上「事前打ち合わせ一切なし」という縛りがあるので、酔った勢いで何を喋ってしまうか今からとても怖い。先に謝っておきます、ごめんなさい。

 また当日はその他にも、銀座のワインバー「ARCANE」プレゼンツの催しや、例によって大抽選会などがあるらしい。
 お時間のある方はぜひ、ご一緒に楽しくお酒を飲みましょう。

 今年も(懲りずに)よろしくお願い致します。

今年もありがとうございました

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 本年最後を飾る写真は、出雲の「八重垣神社」で購入した、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と櫛稲田姫(くしいなだひめ)。

 今年の初め(去年末?)TVで某有名占星術師のH木さんが(某……の意味があるのか?)、
「女性は神社で柏手(かしわで)を打ってはいけない。その証拠に皇族は柏手を打たない。また、神様は金気(かねけ)の物と女性を嫌うので、女性は静かにお参りする」
 ということをおっしゃっておられ、それに女性キャスターたちが大いに賛同していたことから、今年の正月の神社では少々混乱があったらしい。
「皇族」の方がされないから──という理由を持ち出してしまうと、私たちは門松なども立ててはいけないことになるし、「柏手」に関してはまた思うところがあるので、敢えてこの場では突っ込まない。
 しかし「神様は金気の物と女性を嫌う」というようなことを、堂々と人前で言われてしまうと泣けてくる。

 次々回作の『カンナ 吉野の暗闘』でも、たまたまその話にチラリと触れるのだけれど、では神様が本当に「金気」を嫌うというのならば、どうして本殿(拝殿)正面に「賽銭箱」が設置されているのか? 
 また「女性」を嫌っているのならば、何故、巫女さんたちが神社内で奉仕しているのか? 
 ちょっと考えてみただけでも、全く理屈に合わないだろう。

 ここで少しだけ神と女性に関して書くと、昔は女性たちも、現在「女人禁制」といわれている山の中に男性たちと一緒に入っていた。そしてその痕跡もきちんと残っている。
 ところが「ある時」を境にして、突然立ち入り禁止になってしまったのである。もちろん原因は「神の怒り」などではない。
 では、その理由は何か──。
 ということなども『吉野の暗闘』で今書いているのだけれど、これだけでもいわゆる「本格ミステリ」だぞと思ったり思わなかったり……。

 そういうことでみなさん、お正月は例年通り普通にお参りしましょう。ちなみに恵方は甲で、東北東です。
 ではでは、良いお年をお迎え下さい。

カンナ2

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 昨日、貴子さんの話を書いたためか「なぜ9作なのか?」という問題(?)への回答メールが、別途届いてしまった。
 いつも言うように、特に(全く)募集しておりませんので、個人個人で楽しんでください。そういう時間があったら、本分を忘れず一所懸命に勉学に励むように。
 ──と、飲み歩いている私が言っても説得力がないことを百も承知で言ってみた。
 あ。ちなみにその方も正解でした。賢い!

 画像は、この話とは全く関係なく、女性の鷹匠(たかじょう)が放鷹する直前の様子。美しい。

カンナ

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 世の中には賢い人がいるものだと感心した。
 デビュー10周年記念・新シリーズの「カンナ」が10作ではなくて、何故9作なのか……という話を以前に書いたと思う。
 すると、あっさりとその理由を当ててしまった女性が現れたのである。
 私としては、4作目を上梓したあたりでほぼ半数の方々には、その理由が判明するのではないかと思っていた(具体的な根拠ゼロ)のだが、まさか2作目を上梓する以前に当てる方が出るとは、完全に予想外だった。
 何年か前の「ぴいくん本名当てクイズ」ではないが、またまた本心からびっくりだったので、私はあっさりと兜を脱ぎ、急遽「正解おめでとう賞品」を見つくろってプレゼントさせていただいた。
 ちなみにその方は、Fan club会員No.7、いつも新年会等で司会を担当していただいている「貴子」さんです。偉い!

 では、本日「新年会」の打ち合わせに行って参ります。

クリスマスプレゼント

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 ついにI川《鬼平》さんより、プレゼントが届いてしまった↓↓
 心清らかに読ませていただきます。

【鬼平の独り言】

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 初めまして、《鬼平》こと担当のI川です。高田先生からプレゼントとして(?)、クリスマス・イブにエッセイを書かせていただくことになりました。
 高田先生の打ち合わせ(=飲み会?)と取材旅行に明け暮れる日々ですが、かなり創作性の高い(?)エッセイで「鬼のごとき担当」としてたびたび登場し、同じく“ネタ”にされがちなシスター・ミチルンこと椹野先生と「いつか被害者の会を作りましょう!」と小さな胸を痛めることもしばしば……というのは冗談ではなく、本心です(笑)!!
 しかし罵倒されて良い作品が生まれるなら、編集者として本懐の至り。読者のみなさまに面白い新作をお届けしてこそ、《鬼平》の真実も伝わると信じて頑張ります!
 これからも、心を鬼にしてビシビシ!! 

 本年11月刊の第1弾『カンナ 飛鳥の光臨』に続いて、来年1月には第2弾『天草の神兵』が発売されます。そして3月には第3弾が……!?

 シリーズ第4弾までの限定プレゼント「カンナ特製 御朱印帳」は、葡萄色の地に銀色の文字を箔押しした、ファンなら見逃せない逸品です!! みなさまのご応募、お待ちしております。
 また「面白い!新作が待ち遠しい!!」というみなさまの声は、高田先生にとってお酒よりも大切な(?)パワーの源。ブログや書評などでも、積極的にコメントしていただければ幸いです。
 これからも、何卒よろしくお願いいたします!!

シャンパーニュの夕べ

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 今回は「シャンパーニュの夕べ」という催しに。
 日頃の感謝の気持ちを込めて、megurigamiくんと、I川《鬼平》さんをお誘いした。
 今回はシャンパーニュ4本と、スパークリングワイン2本、そして赤・白各1本に、デザートワイン1本。
 例によって(?)ウェルカム・シャンパンをいきなりお代わりしつつ、楽しい一時を過ごしたのだが、交わされた会話の中身は余りにリアルすぎて、ここには書けない。

 それよりも何よりも──なぜかmegurigamiくんの強い後押しがあり──近日中に、この場所にI川《鬼平》さんが登場することになってしまった。
 しかも私の校閲一切なし、という条件なので今からちょっとドキドキしている。
 さあ、仕事しよう!

5周年記念新年会

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 祝「本格ミステリワールド 2009」(南雲堂)発売。
 この中で『カンナ 飛鳥の光臨』のサイン本プレゼント企画もあり、それを手渡しながら渋谷でH野氏とお会いする。コーヒーを1杯飲むだけの時間だったが色々な業界裏話(?)などを交わした。

 この本に関しては、私の写真がアップすぎて非常に不気味なので、早くも「高田さん、どうしちゃったんですか?」という嬉しそうな(=失礼な)連絡が入っているが、今年から私のフォトは、写真家&出版社の方に全てお任せすることにしたのだ。50歳を迎えて流れのままに生きることにしたのである(開き直り)。
 また、特集が「旬な作家」となっているので(岸田るり子さんは良いとしても、私に関しては)そのタイトルに疑問がなくもない。
 だが、取り敢えず再来年(2010年)春過ぎまでの予定と、それに関連した仕事はすでに埋まっているので、私の「締め切りが旬」――充分に満ちている、と解釈すれば良いのだろうと納得した。

 先日は、megurigamiくん、貴子さん、はたまみさんたちと「club TAKATAKAT結成5周年記念新年会特別編 ! ゲストをお招きしてトークショー&プチ・サイン会2人分(今年も格別に長いぞ)」の打ち合わせに。
 来年1月中の開催に向けて、幹部の皆さんに非常に頑張っていただいております。改めてmegurigamiくんより「Secret BBS」内にて詳しいお知らせがあると思いますので、少々お待ち下さい。

 また、はたまみさんといえば、去年から三鷹にバレエ・スタジオ「BALLET STUDIO AXIS」をオープンしている。
 とても評判が良いようなので(特に礼儀作法には厳しいらしい!)お近くで興味のある方は、ぜひ。そのうちに私たちも「バレエレッスン1日体験ツアー」を敢行しようと画策している。
 ちなみに、こちらがはたまみさんのバレエ・スタジオです。
 http://hatamami.com/

吉野編その3

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 今回はマイ・シスター・ミチルンがいなかったので、何もハプニングは起こらないだろうと心安らかに単独取材を続けていたのであるが、何ということだろう。
 私が如意輪堂裏手の後醍醐天皇陵へのお参りを終え、まさに頭を上げたその瞬間、ケータイにメールが届いた。
 こんな時に誰だろうと思って表示を見れば、まさに「南朝好き」ミチルンから「取材はいかがですか?」メールであった。
 余りにも素敵なタイミングだったので、後醍醐天皇陵の写真を送ってしまった。

 左の写真は吉野山の地主神「金峯(きんぷ)神社」。左後方、微かに見えているのが本殿。ここが本来の「金峯山──吉野」である。
 右は「吉野南朝皇居跡」にあった児島高徳の例の文句の立て札(?)。

 私は何を隠そう(全く隠していないが)小学生の頃から、シャーロック・ホームズと楠木正成フリークだったので──シャーロック・ホームズはともかく──宿題などを忘れたりして怒られた時などは、担任の先生に向かってこの文句、
「天、勾践(こうせん)を空(むな)しうする莫(なか)れ、時に范蠡(はんれい)無きにしも非(あら)ず」(結局これはフィクションのようだが、漢詩の意味などは各自で調べて下さい)
 などと言ったりする、まったくもって鼻持ちならない小学生だった。私が当時の担任だったら問答無用でゲンコツを落としていただろう(?)

 などといった懐かしいことまで思い出しながら、無事に取材を終えた。
 毎回そうなのだけれど、やはり現地に足を運ばなくては分からないことが多くあり、今回もとても充実していました。
 さあ。あとは(以下略)

 吉野編、終わり。